世界はどのようにして終わるのか〜奇跡のコース〜




始まってもないのに、真に終わりがあり得るだろうか。




世界は、それが始まったときと同じく、幻想の中で終わる。




だが、その結末は慈悲という幻想である。




誰も除外せず、限りなく優しい完全な赦しという幻想が、それを包み、すべての悪を隠し、



すべての罪を覆い、罪悪を永遠に終わらせるだろう。




そのようにして、罪悪が作り出した世界は終わる。




なぜなら、そのときそれには目的がなくなり、それは消え去っているからである。





幻想を生み出した父とは、幻想に目的があるという信念である。





すなわち、幻想が何らかの必要に応え、望みをかなえるという信念である。




目的のないものとして知覚されたなら、もはやそれらが見られることはなくなる。




それらの無用性が認識され、消えてしまう。




これ以外にどのようにして、すべての幻想が終わるだろうか。




それらは真理のもとに運ばれており、真理はそれらを見なかった。




真理はただ無意味なものを見過ごしただけである。




奇跡講座 

下巻 P43より

奇跡を生きる ~Love&Light ~

目覚めを目的として、奇跡のコースやアドヴァイタの実践を通して私から目覚めてゆきます。