真の幸せは外側の現象によって影響されない



禅 空を生きる

アジャシャンティ著

P119より


↓↓

幻想にとらわれないためには、私たちが考えたり感じたりすることの照合をやめることが大切です。



またポジティブな思考や感情を照合するのもやめることが大いなる叡知のひとつです。



私たちはネガティブなものを手放すのは大歓迎ですが、至福感や恍惚感、喜び、真の神性の解放など、私たちがスピリチュアルだと感じている感情については、



「それが私でなければどうやって私だと分かるの?とっても気分がいいからそれは私に違いないわ。私は至福や恍惚感、喜びを感じている。そうやって私は自分という存在や自分が安全だということを知ったのだから」としがみつこうとするでしょう。



しかしそのときあなたは、まだ感覚的認識の主になっています。



あなたが自分は誰かという感覚的認識の主となるならば、いつかその感覚が別な側面としてネガティブな顔をのぞかせるのは時間の問題なのです。



そしてそのときあなたは「罠にはまった!」と叫ぶのです。



ネガティブな認識だけでなくポジティブな認識をも手放すことを理解するのが成熟の一部です。



あなたが誰でどんな人物かという、あなたについて語られてきたすべての枠組みを手放さなければならないのです。



そのとき、この肉体とマインドの体験がたとえどんなものであっても、


それらのすべての体験を受け入れる意識の空間こそがあなただと知るのです。




その体験がなんであるかはまったく問題ではありません。



………………




真の幸せは、外側の現象によって影響されないという事を教えて下さっています。



「私は身体だ」という誤った信念を掴んだとき、例え、ポジティブに思える様な現象が起こったとしても、その奥では源から分離したという罪悪感、欠乏感、無価値感という泣き叫びがあります。



それを隠して自分騙しをしたとしても、その幸せは瞬間的で、永遠ではありません。



真実は無限なのに限界を妄想し、それを幸せだと言い張ることを辞めます。



真実を指し示して下さり、ありがとうございます。




奇跡を生きる ~Love&Light ~

目覚めを目的として、奇跡のコースやアドヴァイタの実践を通して私から目覚めてゆきます。