覚醒した今、私は世界が自分の中にあると知っている




「私は体ではない。私はマインドではない。私はエゴではない。知性でもない。私は無だ」。



これがあなたの実在となる。




全世界が自分の投影だと、あなたは知るだろう。




「私は自分が世界の中にいるのだと思っていた。でも、覚醒した今、私は世界が自分の中にあると知っている」




だからマインドやエゴ、知性によって自分自身を身体形態だとみなしてはいけない。



あなたの臨在はそこにある。私はこの臨在の注意を引いている。



そこには観照も観照者もない。




そこに残るのは、何か特別なもの、説明することのできないものだ。




究極的な段階においては、自分自身を経験することはできない。




あなたはこの世界で生きているけれど、あたかも演技をしているかのように、世界への関心がなくなるだろう。



それは夢の中で演じつつ、夢が過ぎ去るのを見ているようなものだ。




あなたの内なるマスターがあなたの先生だ。




あなたが自己なき自己に近付けば近付くほど、あなたの内なるマスターからの指示がやってくる。




それはあなたがマスターを強く信頼しているからだ。





内なるマスターとの対話も起こるだろう。これは真我への帰依と呼ばれる。



この対話から、あなたは自分自身を教え導き、自分のマスターとなることができる。




ニサルガダッタ・マハラジが「自己なき自己以外に神はない……」と言ったのもこの事を意味している。



だから、静かにありなさい!




自己なき自己

ラマカント・マハラジとの対話より

P109~110



………




奇跡のコースの実践をしている仲間が、この本を貸して下さいました。



ラマカント・マハラジは、ニサルガダッタ・マハラジの弟子で1962年、ニサルガダッタ・マハラジからナーム・マントラを伝授されました。



その後、1970年から30年間、銀行の法律部門で働き、支店長として引退されました。



それから、他界するまでの十数年は、ナーシ・クロードのアシュラムで世界中から集まった弟子や帰依者たちに教えを伝えられていました。



この本では、真理を妥協なく指し示して下さっており、真実は外側ではなく、内側に在り全体で在ることを教えて下さっています。




そして、私達は産まれてもいない、死んでもいない…



真の目覚めとはそれ以前に戻ることなのだと、質問者との会話の中で何度も何度も教えて下さっています。



お導きをありがとうございます。



心より感謝いたします。



奇跡を生きる ~Love&Light ~

目覚めを目的として、奇跡のコースやアドヴァイタの実践を通して私から目覚めてゆきます。