覚醒した今、私は世界が自分の中にあると知っている
「私は体ではない。私はマインドではない。私はエゴではない。知性でもない。私は無だ」。
これがあなたの実在となる。
全世界が自分の投影だと、あなたは知るだろう。
「私は自分が世界の中にいるのだと思っていた。でも、覚醒した今、私は世界が自分の中にあると知っている」
だからマインドやエゴ、知性によって自分自身を身体形態だとみなしてはいけない。
あなたの臨在はそこにある。私はこの臨在の注意を引いている。
そこには観照も観照者もない。
そこに残るのは、何か特別なもの、説明することのできないものだ。
究極的な段階においては、自分自身を経験することはできない。
あなたはこの世界で生きているけれど、あたかも演技をしているかのように、世界への関心がなくなるだろう。
それは夢の中で演じつつ、夢が過ぎ去るのを見ているようなものだ。
あなたの内なるマスターがあなたの先生だ。
あなたが自己なき自己に近付けば近付くほど、あなたの内なるマスターからの指示がやってくる。
それはあなたがマスターを強く信頼しているからだ。
内なるマスターとの対話も起こるだろう。これは真我への帰依と呼ばれる。
この対話から、あなたは自分自身を教え導き、自分のマスターとなることができる。
ニサルガダッタ・マハラジが「自己なき自己以外に神はない……」と言ったのもこの事を意味している。
だから、静かにありなさい!
自己なき自己
ラマカント・マハラジとの対話より
P109~110
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