悪夢を選択しているのは私～ゆるしの実践より～

夜眠ってみる夢で、何かによって幸せを感じる夢や、誰かに殺されたり、追いかけられるという悪夢を見ることもあります。

そして、奇跡のコースの実践を始めて、眠って見ている夢も、

今、リアルに生きていると思っている「私」も、全く同じなのだと…実践を通して腑に落ち続けています。

この事をより感じるのは、レオナルド・ディカプリオと渡辺謙さんが出演されていた「インセプション」という映画でした。

そして、先日も眠っている夢の中で、私と友達がドライブをしている時、

道の途中で人が血だらけで倒れていたので、私の友達が「どうしたのだろう？」と思いドアを開けて降りようとしたところ、

その横に居た男性が刃物を持っていてその友達を傷付けます。

私はそれを助手席で見ていて、恐れを感じそれにどう対応するかを考えている…

そこで、その夢の中の外の私が「それは起こってないよ、夢なのだよ」と教えてくれて目が覚めました。

最近は、この様に怖い夢を見たときほど、夢の中で夢だと気付き目が覚めるという事が多くなってきています。

でも、もし眠って見ている夢と気付かなければ、まだその悪夢を見続けているかもしれません。

ですから、これは目覚めや悟りと同じで、私の心が自我と同一化して世界を見ている限りは、

加害者と被害者が常に居る

防衛しなければならない

攻撃されるかもしれないという恐れ

が、無くなることはありません。

ですが、聖霊は「あなたは夢を見ている者であり、それに気付いて下さい」とつねに教えて下さっています。

ですから、

悪夢を見続けるのか

夢を見ている者と気付いて、聖霊と共に神の平安を自覚するのか

私の心の決断のみなのだと、実感させられています。

眠って見ている夢を通して、導いて下さり、ありがとうございます。

………………

高みへと引き上げてもらい、そこから、戦場を見下ろしなさい。

そこからあなたが展望するものはきわめて違ったものとなるだろう。

戦場の直中（ただなか）であることにおいては、戦場は実在するように見える。

ここでは、あなたはその一部となることを選択している。

ここでは、殺害があなたの選択である。

だが、高みからの選択は、殺害ではなく奇跡である。

そしてこの選択から生まれる視座は、戦闘は実在せず、容易にそこから逃れられるということを、あなたに見せてくれる。

肉体同士は交戦するだろう。

しかし、肉体同士の衝突は無意味である。

そして、戦闘は始まったことさえなかったとあなたが気づくとき、それは終わりとなる。

奇跡講座テキスト

第23章4.5