悟りの体験とは予想していたものと違うものでした①




私の悟りの体験とは予想したものとはまったく違うものでした。



また、それ以外のことを言った人で真正なる意味で真理に目覚めた人に、私はいまだかつて出会ったことがありません。




「アジャ、それは私が思った通りの体験だったわ」と言う人には一人も出会ったことがないのです。



彼らはたいてい「それは私の期待を完全に裏切るもので、私が人生で体験したスピリチュアルな体験、例えば至福や愛、融合、宇宙意識のどれともまったく違っていた」といいます。



ふたたび禅ではこう言われています。




「あなたが座って口を閉ざし、夢を十分に見つめたなら、それらの体験のすべてがあなたに起こるだろう」。




では、それらの体験がその後どうなるのか推測してみましょう。



それらの体験は消滅します。



ところがそのことを知っている多くの人は知らないふりをします。



スピリチュアルな体験をいろいろしたことのあるほとんどの人は、それらの体験の何一つとして長続きしないことを知っています。




というのも、もしそれが長続きしたなら、彼らは次の体験を追い求めないでしょうから。




ですから、スピリチュアリティーというゲームに長くかかわっている人のほとんどは、どの体験も長く続かないことを知っているのです。




禅 空を生きる

アジャシャンティ著

P246より





奇跡を生きる ~Love&Light ~

目覚めを目的として、奇跡のコースやアドヴァイタの実践を通して私から目覚めてゆきます。